2026.02.01
住み慣れた家で、人と話す時間を大切に
私が新潟で「多世代共生の複合型訪問ケア」を始めた理由。
皆さま、はじめまして。
この度、地元・新潟で「訪問美容・リハビリ・若者支援」を組み合わせた新しい活動をスタートすることになりました、阪本知美です。
新潟市、そして燕市・三条市・五泉・加茂エリアを中心に、一軒一軒のご自宅や集会所を回らせていただきます。
なぜ、美容のプロである私が、あえて「若者の支援」を組み合わせた活動を始めたのか。
今日はその背景にある、私の「決意」をお話しさせてください。
都会での経験を積み、18年ぶりにU・Iターンで戻ってきた新潟。
雪景色や人の温かさは昔のままでしたが、一方で、暮らしの中に静かに進んでいる変化を感じました。
ひとつは、
年齢や体の変化により、外出の機会が少しずつ減り、
人と顔を合わせて話す時間が自然と減っていく高齢者の方々の姿です。
足腰が弱くなると、美容室へ行くことも、友人と会うことも、少し億劫になります。
鏡を見る機会が減り、身だしなみに気を配るきっかけも少なくなっていく。
それは単に身体が不自由になるということだけでなく、
「自分らしさ」や「楽しみ」を思い出す機会が減ってしまうことでもありました。
もうひとつは、
豊かな才能や感性を持ちながら、今は少し、社会との関わり方を模索している若者たちの存在です。
不登校や引きこもりといった言葉で語られることもありますが、
実際に出会った彼らは、デジタルの知識も、誰かを思いやる心も、とても豊かでした。
ただ、その力を安心して発揮できる「出番」や「居場所」に、まだ出会えていなかっただけだったのです。
「この二つの世代が、自然に関われるきっかけをつくれたら——
新潟の毎日は、もっとあたたかくなるはずだ」
そう感じたことが、この活動を始めた原点です。
私が行うのは、プロとしてのカットやマッサージ、リハビリだけではありません。
私の隣には、地域の若者たちが「スマホサポーター」として同行します。
プロの技術で髪を整え、体を動かしやすくする。
そのすぐ隣で、若者が
を、ゆっくり、やさしくお手伝いします。
すると、少しずつ変化が生まれます。
高齢者の方は
「顔を見て話せたのが嬉しくてね」
と、目を細めて話してくださり、
若者たちは
「ありがとう」「助かったよ」
という言葉を受け取る中で、
「自分も誰かの役に立てるんだ」という確かな実感を積み重ねていきます。
新潟には、お茶を飲みながら誰かと語り合う
「お茶っ飲み」という、あたたかな文化があります。
私がつくりたいのは、
デジタルという新しい道具を使いながら、
世代を越えて笑顔が生まれる新しいお茶の間の形です。
高齢者の方には
もう一度、日常の中の「ときめき」を。
若者たちには
社会の中での「役割」と「自信」を。
一人では小さな一歩でも、
地域の皆さま、そして共に歩んでくれる若者たちと一緒なら、
この新潟を
「多世代が自然に笑い合える場所」にしていけると信じています。
住み慣れた家で、誰もが役割を持ち、笑顔で過ごせる日常のために。
私たちは、あなたのもとへ、そっと寄り添いに伺います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。